地域で防ぐ児童虐待


地域で防ぐ児童虐待

注意深く見守ってください

たとえ親からの愛情で行われた「しつけ」であっても、結果的に子どもの心身に著しく有害な影響を与えているとすれば、それは「虐待」であるといえます。
皆さんの目からほかの子どもさんを見て「おかしい、やりすぎてはいないか」と思う場合は、早めに専門機関に相談してください。

ときには子どもの命にかかわる深刻な問題です。いち早く発見し、支援の手を差しのべるために、社会全体の協力が求められています。

子どもの虐待は発見が困難です

児童虐待は家庭という「密室」で行われるため、これを発見するには保育園・幼稚園・児童館・学校・学童などの関係機関にあわせ、地域の住民の方の協力が絶対必要となります。

小さい子どもほど危険度が高くなります

自分が虐待をうけていることを他の人に伝えることができず、虐待によって死にいたる可能性が高いため、いち早く対応する必要があります。

早期発見・早期対応が重要

迷っている間にも子どもは危険にさらされ、虐待がエスカレートしていくほどに子どもに与える影響は深刻なものとなってしまいます。だからこそ早期発見・早期対応が重要となります。

ひとりで抱え込まない

児童虐待に対応するためには、高い専門性が要求されます。「虐待かな」と思ったら専門機関に相談してください。たとえ親族や友人であっても、ひとりで抱え込まないでください。

もし‥虐待でなかったら?

虐待と疑われるときは通報しなければならない義務があります(児童虐待の防止等に関する法律 第6条)。虐待でなくても、推察でよいのです。

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子供を虐待から守るための5か条(東京都)

  • 「おかしい」と感じたら迷わず連絡
  • 「しつけのつもり…」は言い訳
  • ひとりで抱え込まない
  • 親の立場より子供の立場
  • 虐待はあなたの周りでも起こりうる
  • 虐待の種類とその特徴

    身体的虐待 子どもを叩いたり、蹴ったり、やけどをさせる等、子どもの身体にケガや苦痛をあたえることをいいます 性的虐待 子どもへの性交・性的行為の強要、性器や性交を見せる、ポルノグラフティーの被写体にするなど、子どもにわいせつな行為をしたり、させることをいいます
    ネグレクト(養育拒否・放置) 適切な衣食住の世話をしない、学校に行かせない、病気やケガをしても医者に診せない、自動車内に置き去りにするなど、子どもに必要な養育をしない事をいいます。 心理的虐待 子どもを無視する、きょうだい間でひどく差別する、おどす、なじる、罵声をあびせるなど、心理的ないじめをして、子どもの心に傷を負わせることをいいます。

    身体的虐待

    児童の身体に外傷が生じ、又は生じるおそれのある暴行を加えること(児童虐待の防止等に関する法律 第2条第1号)
    [例] 殴る・蹴る・投げ落とす・首をしめる・熱湯をかける・タバコの火を押しつける・溺れさせる・逆さ吊りにする・異物や毒物をのませるなど

    性的虐待

    児童にわいせつな行為をすること、または児童にわいせつな行為をさせること(児童虐待の防止等に関する法律 第2条第3号)
    [例] 子どもへの性交・性的行為の強要や教唆・性器や性交をみせる・ポルノグラフィーの被写体になることを子どもに強要するなど

    ネグレクト

    児童の心身の正常な発達を妨げるような著しい減食、長時間の放置など、その他保護者としての監護を著しく怠ること(児童虐待の防止等に関する法律 第2条第2号)
    [例] ことばによる脅迫・子どもを無視したり、拒否的な態度を示す・子どもの心を傷つけることを繰り返し言う・他のきょうだいとは著しく差別的な扱いをするなど

    心理的虐待

    児童に著しい心理的外傷を与えること(児童虐待の防止等に関する法律 第2条第4号)
    [例] ことばによる脅迫・子どもを無視したり、拒否的な態度を示す・子どもの心を傷つけることを繰り返し言う・他のきょうだいとは著しく差別的な扱いをするなど

    このような行為も虐待となります

    もし見かけましたら、子ども家庭支援センター等へご通報ください。

    • 防寒に充分な着衣を着けさせず、寒冷な外気に晒す。
    • 充分な食事を与えない。
    • 入浴等をさせなかったり、下着など不潔なまま放置する。
    • 夜、幼い子どもを家に置き去りにする。

    「しつけ」と「虐待」の違い

    「しつけ」とは、子どもが社会の中で生きていくために必要な善悪や礼儀作法を教え自律に導くことです。その際、保護者が子どもをひとりの人間として感情や価値観を尊重し、暴力以外の方法でおこなわなければなりません。「しつけ」と称して危害や苦痛を与えることは、たとえそこに親の意図としての「愛情」があるにしても、子どもにとっては有害ですから「虐待」とみなされます。
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    参考:千葉県「児童虐待防止啓発パネル」

    虐待が疑われるときの通報先(羽村市近隣)

    全国共通ダイヤル 0570-064-000 ※児童相談所につながります。

    通報先 電話番号 対応時間
    福生警察署 042-551-0110 24時間
    青梅警察署 0428-22-0110 24時間
    立川児童相談所 042-523-1321 月~金 9:00~17:00
    児童相談センター 03-3208-1121 児童相談所受付時間外・土日祝
    羽村市子ども家庭支援センター 042-578-2882 9:00~17:00

    児童虐待をもっと知りたい方に

    オレンジリボン運動

    オレンジリボン運動とは、子どもの虐待が起こらない社会を目指し、そのメッセージを広く一般に伝えていくことを目的とした活動です。「特定非営利活動法人 児童虐待防止全国ネットワーク」によって運営されています。

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    参考書籍




    凍りついた瞳(マンガ)

    児童虐待の闇の深さ、対応の難しさを痛烈に感じさせるコミックです。虐待・被虐待の体験を綴った手紙を再現したものですが、それらの手紙を丁寧に読み起こし、多分ですが、行間に感じられることまでも読み取り描かれていると感じました。連載時は社会的に大きな反響を呼びましたが、今読み直しても充分に考えさせられるコミックです。

    • 凍りついた瞳 (YOU漫画文庫)
    • 続・凍りついた瞳 (YOU漫画文庫)
    • 新 凍りついた瞳 (集英社文庫―コミック版)

    保育いろいろ

    保育にまつわる「いろいろ」を随時掲載しています。何かの参考にでもなれば幸いです。

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