社会福祉法人について
- Q.社会福祉法人とはどのような組織か?
- A.良質な福祉サービスの提供を主な目的とする民間の非営利法人です。
- 社会福祉法人は、行政とは異なり、「社会・地域における福祉の発展・充実を使命とする」公益を目的とした民間の非営利組織です。
- 地域の住民が日々の生活のなかで必要とするさまざまな福祉サービスを提供し、支援するために、社会福祉法に基づいて設けられています。
- 提供するサービスには、たとえば高齢者の介護、障害児者への各種支援、児童の保育・虐待を受けている人へのケアなどがあり、さまざまな分野・種類にわたっています。
- Q.サービスの質の向上にどのように取り組んでいますか?
- A.専門資格や知識の習得によりケア技術を向上しています。さらには、第三者評価制度の受審など外部からの評価・点検により、「利用者の尊厳や個別性に配慮した、安心・安全で質の高いサービス提供」へ積極的に取り組んでいます。
- 利用者からのさまざまな要望にお応えすべく、例えば保育所では、保育の専門職である保育士をはじめ、幼稚園教諭、看護師、栄養士、調理師などの資格を有するスタッフが協力して、サービスを提供しています。
- 安心・安全なサービス提供のために、リスクマネジメント体制の構築や、サービスの自己点検など「サービス管理と質のチェック体制」の整備に積極的に取り組んでいます。
- 各種研修への定期的な参加など、職員の継続的な資質改善に取り組んでいます。
- Q.企業やNPOとはどこが違うか?
- A.公共性(地域社会のために活動している)非営利性(利益を目的としていない)安定性(事業の継続性が確保されている)といった点が社会福祉法人の特徴です。
- 組織運営には、事業実施に決定責任を持つ6名以上の理事や、業務や財務の状況について適正化のための検査を行う監事が責任をもってあたっています。
- 幅広く地域住民の声を聞く「評議員制度」を設けるなど、経営に地域の声を反映しています。
- サービス提供(事業)の結果生じた利益は、株式会社のように配当などで外部に分配はしません。地域社会の福祉サービス充実や拡大のみに使われます。
- 継続してサービス提供を行うため、土地や財産など安定した経営基盤の保持が原則となっています。そのため、事業の開始・廃止には行政の認可が必要であり、事業を簡単にやめたりすることはありません。
- さらに、主務官庁の監査権や命令権、情報開示などさまざまな厳格な規定のもとで事業を実施しています。
- Q.サービスの料金はどのように決まっているのか?
- A.社会福祉法人が提供している福祉サービスの利用料金は、公的に定められています。
- 社会福祉法人が提供している福祉サービスは、内容・利用料ともに公的に規定されています。
- 利用料の負担は、利用される方(児童の場合は保護者等)の所得状況に応じて負担額が異なるサービスと、所得にかかわらず一定率の負担をいただくサービスとがあります。
- 例えば保育所の保護者負担は前者に該当します。
ここが知りたい!! 社会福祉法人・何でも質問箱(全国社会福祉施設経営者協議会)より抜粋
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