消防立入検査について
検査の主な内容:消防関係の書類、防火管理体制、避難通路・避難口の状況、消防用設備等の維持管理・点検の状況、届出などが検査の対象になる。
(1) 当日の検査時間
書類の整備状況チェックが約20分、館内巡視点検が約30分程と予想されます。
(2) 立ち会い者
防火管理者、副防火管理者(選任していれば)の立ち会いが必要です。
(3) 書類関係整備の点検
- 建物設計図、建物設備図面
- 使用開始時の検査済証の控え
- 防火管理者選任届
- 消防計画書、消防計画作成・変更届
- 日常点検簿、定期自主検査簿
- 消防設備等点検報告書綴り
- 危険物関係点検記録簿、届出の控え
- 防火訓練の控え綴り
一ヶ所にまとめておく必要はありませんが、どこにあるかをはっきりさせておき、検査官の求めにすぐに出せるように準備しましょう。
(4) 館内巡視点検
- 館内避難口経路(廊下、階段)の物品残置がないか確認
- 屋外避難階段の物品残置がないかを確認し簡単な清掃
- 厨房内の整理整頓(コンロ、火気使用機器の点検)
- 喫煙場所の確認
- 防炎ラベル、誘導灯の確認
- 客室内の避難経路図の確認
- 第1避難場所の確認
館内検査は、最上階から順次下階に進行しながら行われます。防火管理者が立ち会い廊下、各室の状態を確認します。マスターキーや点検簿を携行しましょう。
(5) 消防検査官からの指導
完璧という事はまずないので、検査官から何らかの指導があります。内容をよくメモし今後の対策にし、改修・整備を行いましょう。