保育園での防災対策


保育園での防災対策

先日の9月1日は防災の日でした。9月1日が土曜日だったため、園では8/31に総合防災対策を行いました。
午前中に防災集会を実施して、防災時の話と今回はアルファ化米の実演、最後に火災時の避難の仕方を体験しました。

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 ちょうど食材発注でドライアイスが入っていたので、それを使って煙も出してみたのですが、あまり効果はありませんでした。

その後、アルファ化米と豚汁で給食とし、午睡後、地震発生→火災発生の想定で園庭避難後、近くの公園に避難、そこで保護者の方に受け渡しを行うという避難訓練を行いました。


保育園での防災対策は震災時での反省を踏まえ、ハード面とソフト面それぞれに見直しを行ってきました。

ソフト面では、避難訓練の方法とマニュアルの見直しを実施しています(現在も進行中)。特に避難訓練についてはこれまで実施していなかった[給食の準備中][午睡に入ってすぐ]などの時間帯を洗い出し、そこで避難訓練を実施し、その後会議で問題点を探し出し改善策を考えるということをくり返しています。これがやってみると次から次へと問題点が出てきて、今までいかに甘かったかがよく分かりました。また、園では以前より緊急地震速報が流れるようになっているのですが、放送後から地震が来るまでの数秒間の訓練にももっと力を入れる必要性を感じています。

 ちなみに緊急地震速報は、普通はインターネット回線を利用した「デジタルなまず」を導入している園が多いと思いますが、初期費用に加え月々の料金が結構高いんですよね。<>
なので(もちろん他にも理由があります)うちの園では「緊急地震速報アダプター」というのを使っています。

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 これは基本ラジオなのですが、緊急地震速報を受信したときだけ音が出るという機械。ラジオなので月々の費用もかからず、使い始めて4年ぐらい経ちますがしっかりと働いてくれています。
この機械を園内放送の入力端子にさしっぱなしにして、速報を園内に流しています。
訓練用のボタンもあるので、避難訓練でははじめに、訓練用の緊急地震速報を流しその後放送を入れています。
この機械の問題点としては、ラジオ受信のため速報の対象地域が少し広く、他県の場合も緊急地震速報が流れます。ただ、そんなに頻繁ではないので、抜き打ちの訓練ができると思ってポジティブに捉えています。

また、園にはAEDが設置してあるのですが、この使い方の研修も年に1回は実施しないといざというときに使えそうもなく、これまで2年に1回実施していた園内研修を毎年実施するようにしました。

震災から1年半の間いろいろ改善してきたつもりですが、安心するためにはまだまだやるべきことは多そうです。

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保育園の備蓄品

保育園での防災対策として、先日備蓄品の見直しを行いました。
備蓄すべきものとして[食料・水][医薬品][作業用品][衛生用品][防寒用品][電気製品]を区分として、足りないものをいくつか購入しました。

食料・水について、保育園で特に必要となるものに(ミルク)と(離乳食)があります。ミルクについてはこれまで「愛のミルク」というものを購入して備蓄していました。これは熱燗が飲める缶入り日本酒とおなじで、缶の底を押すと温まるという優れものでした。ただ難点は、消費期限が1年半と短く(ミルクの消費期限が1年半だから…?)、1年半ごとに買い直さなければいけないという点があります。ミルクはスティックタイプのものなので、それを交換すればいいかなとも思うのですが、赤ちゃんに飲ますものなのでそんな危険はおかせません。また、結構大きいのでたくさんの量を備蓄するのに結構なスペースが必要となります。ちなみに、以前保護者の方の了承を得てミルクはいつものものを使って実際に飲ましてみたのですが、飲んでくれなかったということもありました。そのため現在はスティックミルクを保管し、保存水を沸かしてミルクを作るという普通の方法に切り替えました。沸かすのは備蓄品でガスコンロがあるのでそれを使う予定ですが、いざというときもしつかないと困るので、予備で「エコライン クイックポット 防災セット」というものも購入しました。これは固形燃料を使うのでよほどのことがない限り大丈夫かなと思います。

今回見直して揃えたのが離乳食です。離乳食についてはこれまで全く用意していなかったので、レトルトの離乳食を6種類揃えました。レトルトの離乳食は、もちろん給食では使っていないので、消費期限が近づいたらどうしようかなと悩んでいます。捨てるのはもったいないし、欲しい方にと配布するのもなんかレトルトを推奨しているようで微妙で…。なんかいい方法はないですかね(^^;)

備蓄品は園に戻れないことも想定して、屋外の倉庫に保管しています。そのため保管環境はあまりいい状態ではありません。幼児・大人用の食料は防災備蓄用として販売されている商品なので大丈夫だと思うのですが、ミルク・離乳食はちょっと不安があります。そのため、カメラ保管用のケースに入れてしまってあります。パッキンもついていて、湿度計もついているので確認もしやすく、この中にシニカゲルをいれて保管しています。

備蓄量は全職員・全園児の3日分が理想なのですが、現実問題としてそこまで保管するスペースが確保できていません。そのため、現時点では保護者の方の仕事場の場所などを調べ、おおよそ3割が帰宅困難になると想定し備蓄計画をたてています(ミルクは近隣配布も想定してかなり多めに備蓄しています)。今後は市の防災計画も踏まえて、園での備蓄量をさらに検討することが課題になると思います。


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災害時における保育園からの情報発信

保育園では園用の携帯電話としてスマホのGALAXY S2を使用しています。前は誰でも使えるようにと「らくらくホン」だったのでそのギャップが激しく、さらにその時はスマホを持っている職員がまだ少なかったので、「スマホなんて使えない」という声は結構ありました。ですが、保護者の方からのメールチェックのしやすさと、災害時での活用を考えて、半ば強引に変えてしまいました。

災害時にスマホを使用する用途ですが、一番は保護者の方との連絡手段のための使用です。(auのGALAXY S2なのでauとwimaxが使用できるため、どっちかはつながるかなと…。)
現在の連絡手段は、電話・メール・HP・twitterを考えています。

電話・メール

スマホへ保護者の方の電話番号やメールアドレスなどの情報は登録してあります。
また、NTTのボイスワープという電話転送サービスを利用して、固定電話にかかってきた電話をスマホへ転送できるようにしています。
ちなみに、朝の時間帯で事務所に人がいないときにもスマホに転送指定して、スマホを保育室に持っていっています。

HP

通常のホームページとは別に「災害時用HP」を開設しています。
とはいってもそんなにたいそうなものではなく、通常のHPは「さくらインターネット」のレンタルサーバーを使用していて、
そのおまけ(?)についていた「さくらブログ」というサービスを使用しています。
こちらはパスワードでのログインが必要なようにして、事前にID・パスワードを伝達し、
携帯などに登録してもらえるようお願いしています。
ブログの方はコメント可能にし、コメントを用いて双方向でやりとりが出来るようにしています。
ただ、やりとりはログインした方ならだれでも見られるため、そのことについては事前に説明しています。
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twitter]

震災時は使用している方がまだ少なかったのでそれほど活用は出来ませんでした。
いまもフォローがさほど増えていないのであくまでもサブ的な活用が現実的かなと考えています。

保育園では出欠席をパソコンで管理しているのですが、災害時に出席簿を持ち出すためには一度プリントアウトする必要があります。ただこれはあまり現実的ではありません。そのため今は、出欠席のデータをDropboxのフォルダーに入れて自動的にクラウド上にアップさせています(実際はFilemakerを使用しているので、出欠席データの入力が終わったらDropboxのフォルダへPDF形式でエクスポートするようスクリプトを組んでいます)。ただ、クラウド上だとネットにつながらないときに困るので、アンドロイドの「FolderSync」というアプリでスマホ内に自動でデータを落とすようにしています。設定は少しめんどくさいですが組んでしまえばとっても楽で、避難訓練の際もスマホを使って児童の確認を行っています。

ここまでスマホに依存していて一番困るのが電池切れです。そのため、防災倉庫には単三電池で充電できる非常用USB電源と10年保管できるEVOLTAの単三電池を大量に備蓄しています。


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保育園での防災を考えるときに役立った書籍


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保育いろいろ

保育にまつわる「いろいろ」を随時掲載しています。何かの参考にでもなれば幸いです。

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